昨日27日はよみうりウエストコースで、18ホールのラウンドレッスンを実施ししました。このコースは打ち上げ(左足上がり) のセカンドショットが多く、春のアゲンストの風が吹くと、ピンまで届かせるにはたいへん苦労を強いられました。
女性3名が参加。
生徒さんたちはラウンド中、「あのバンカーに入れたくないー」「この目の前の谷が気になるなあ」など過去にミスした思いでがよぎるのか、一瞬マイナス思考が脳をよぎるようでした。「嫌だなあー」って思う気持ちというのはなかなか消えませんが、一度クリアー(成功体験) してしまえば簡単になくなったりするもの。
プラスの思考に変換するには、コースの戦略を声に出してみるのもイイですね。例えば「あのバンカーに入れたくないなあー」と心の中で思っているところを「ピンの右に見えるあの高い木に向かって打てば、バンカー入りのリスクが減る」「よし、あの高い木狙いで打ってみよう」と声を出して言ってみるのも良し。
またパッティングでは下りのラインに皆さん苦労されていました。下りからのパッティングでは「何秒かかればカップ周辺でボールが止まるか」を想像して打ってもらいました。5メートルのパッティングでも平坦なラインでは4秒かかったとすれば、下りのラインでは7秒かかってカップで止まるイメージを作ります。そうする事で出球のスピードと、止まる迄のスピード感覚が分かって来ます。
コースに出てプレーするといろんな発見が見つかるんです。簡単にプレーしている様に見える方でも常に「何かの気づき」を感じて回っているのです。僕自身もラウンドでは毎回いろんな事を発見しながらプレーしています。だからゴルフは面白くて奥が深いのだと思います。
宝塚ゴルフアカデミー
木村 武人