バイオスイングって・・・・・・

マイク・アダムスという全米一のスイングオタク様が提唱している「バイオ・スイング」という理論が主流になろうとしている。少し前までは「スタックアンド、チルト」という左軸だけでターンする理論がおお流行りしていたのを思い出す。

年々様々な理論が出て来て、より新鮮な技法に目がないスイングオタクさんはすぐに飛びついてくる事でしょう。

スタックアンドチルトも今の「バイオスイング理論」も決して否定はしません。実際マイク氏の呈する理論も理解出来るし、実際にやってみました。結果はなるほどと思う内容です。この理論というのは、人によって上腕(肩から肘) と前腕 (肘から手) の長さが違っており、その方々の腕のバランスに応じたスイングを解説しているものです。

簡単に言うと前腕 (肘から手) の長い人はアップライトにスイングを。 逆に前腕の短い人はフラットにスイングせよ、という理論です。 この前腕と上腕の長さはメジャーを使って正確に行います。僕の場合は均等の距離でした。ただ僕の場合は177センチという身長に対して、両腕の長さ (腕を左右に広げた長さで、通常は身長とほぼ同じ長さが一般的 )  が185センチもあり、このバイオスイング理論に適するのか不安もあります。

バイオスイング理論では前腕が長くアップライトにスイングする方は、シャットフェイスのままにスイングを。逆に前腕の短い方はスイングプレーンはフラットになり、バックスイングではフェイスが開きやすくなり、それに従うバックスイングをするという事らしいです。

まずは出来る範囲で生徒さんたちにも試みてみようと思っています。結果が出れば信用します。ただ新しいスイング理論というのは出てきては数年で消えて行くのが実情。

僕としては、今まで自分の目を信じて人とコンタクトしてレッスンしてきています。新しい理論は魅力があり、これかあって思う瞬間があります。それは確かな事です。しかし基本は今まで培った自分の目を信じてレッスンしていこうと思っています。

宝塚ゴルフアカデミー

代表     木村 武人

 

左足上がりのアプローチ

グリーンからコロコロっとこぼれたり、砲台グリーンを攻めるアプローチではよく左足上がりのアプローチに出くわす。サンドウエッジでピンの近くまでキャリーさせてピタッと止めるイメージで打ちたいところですが、よく見かけるのが、ショートしてグリーンに乗っただけのケースやグリーンエッジ手前にショートしたボールが坂を下ってきて大ショートするケースです。

この左足上がりからのアプローチでは、通常のアプローチのようにダウンブローにヘッドを入れる事はオススメ出来ません。まずは斜面に沿って素直に垂直に立ち、アドレスを取りましょう。

斜面に沿って立つので、体重はあまり左足にかけすぎず右足内側でバランスをとる事をオススメします。ボール位置はあまり右側に置かないでやや左足よりにセットしましょう。

重要なことはヘッドをどのようにボールにコンタクトさせるかです。左足上がりなので斜面に対して打ち込みやすいライですが、極力ダウンブローをさけます。軌道も決してアウトからインサイドにヘッドを抜くのではなく、インサイドからボールを捉えてややアウト側にヘッドを出す。こうするとクラブが傾斜に突き刺ささる事も無くヘッドがスムーズに抜けてくれます。又フェイスにボールが乗る感覚で打つ事が出来るので、狙った落とし場所へキャリーさせるイメージがわきます。

傾斜度合いが強い場合は、AWやPWの使用をオススメします。これは傾斜によってSWではロフト角度がつきすぎてボールが上に上がり過ぎてしまい、ミスとなる可能性があるからです。傾斜はボールを上げやすい状況です。クラブをAWやPWに切り替える事でボールに対して推進力が発生して、「上に上がって終わり」にはなりません。

打つ感覚は、右手の平とフェイス面を一体化させてアウトサイドに投げ出す感覚と言ったところでしょうか。一度お試し下さい。ヘッドの抜け方に違いを感じますよ。

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代表      木村 武人

ボールの飛び方には9つのパターンしかない。

今回は一番曲がりやすいドライバーショットにおける9種類の飛び方を説明しよう。9種類のうち半分の4つがターゲットより右側に飛ぶパターン。後の半分は左側に飛ぶパターン。唯一の一つはストレートに真っ直ぐに飛ぶパターンである。

まず右サイドに飛ぶ4つのパターンには、インサイドインとインサイドアウトの軌道になっている。❶ インサイドインの正しい軌道でフェイスが開いてあったった場合は真っ直ぐ飛んで最後にスライス。❷インサイドアウト軌道でフェイスが開くと最悪の右に飛び出して更に右にまがる。❸インサイドアウト軌道でその軌道に対しスクエアにフェイスが接した場合、右へのプッシュアウトになる。❹インサイドアウト軌道でフェイスがシャットに当たった場合、右に飛び出したボールがターゲットの向かってフックに戻ってくる。

次にターゲットより左サイドに飛ぶ四つのパターン。スイング軌道はアウトサイドイン、またはインサイドインとなっている。❺正しくインサイドイン軌道ながらフェイスが被っていると、ボールは真っ直ぐ飛び出すが最後にフックとなる。❻アウトサイドインでその軌道に対してフェイスが被っていると最悪のダグフックに。❼アウトサイドイン軌道でその軌道に対してスクエアにフェイスが当たると左に真っ直ぐ飛ぶプルショット。❽アウトサイドイン起動でその軌道に対してフェイスが開いてあたると左に飛んだボールがセンター方向へスライスボールで曲がってくる。❾最後に誰もが打ちたいストレートボールだ。軌道はインサイドイン。その軌道に対してフェイスがスクエアに当たっていると、狙った目標へストレートにボールは飛ぶ。

この❶から❾のパターンがゴルフにおけるショットの全てである。というかショットにはこの9つのパターンしか存在しないのである。

あなたはどのパターンでしょうか? この9種類の軌道と9種類の飛び方を知っておけば、練習していてもヘッドの軌道とフェイスの面の関係が分かるので、ミスが続いても冷静に原因を判断出来る事でしょう。

よく覚えておいて下さいね。

 

宝塚ゴルフアカデミー

代表     木村 武人

 

グリップ編 、人差し指の活用法

グリップは左手は小指側3本でしっかりと握る。右手は薬指と中指を引っ掛けるように握る。よく基本レッスンに出てくるポイントですね。この場合コックを意識的に使ってスイングする方は、出来るだけ手のひらでは無く指側を使ってグリップしましょう。逆にノーコック派の方は指よりも手の平側をメインにグリップする事をおすすめします。スイングのタイプによってグリップのあたるポイントをずらすと、より効率よくスイング出来ます。

次に人差し指についてです。人差し指は左右共にカギ型になるようになるのが理想的です。という事は、人差し指と中指の間にはすき間が出来ます。このすき間がないと人差し指はカギ型ではなくて、ゲンコツの形になってしまい力が入りやすいグリップになるので気を付けたいポイントです。

ピストルの引き金に指をかけたイメージがカギ型になります。第1関節、第2関節がしっかり曲がり、指付け根の関節はピンと伸びている感じです。重要なのは指付け根の関節をしっかり伸ばしましょう。ここが曲がると力の入ったグリップになるからです。

人差し指は決して力を入れません。しかし、このカギ型をしっかり作る事で方向性が良くなったり アプローチの感覚に強く影響を与えてくれます。アプローチでは右手の人差し指のカギ型をしっかし作れば、手首を固定する事が出来てフォロースルーをスムースに出す事が出来ます。

ショットの際、インパクトで腕で叩きつけてしまう方へのオススメは、右手のカギ型になっている人差し指をグリップから少し離して ( 人差し指の第1、第2関節部) 人差し指を使わないよに他の4本指を中心にグリップすると、腕の力を使う事を極力避けられます。インパクトでボールを叩きに行くという事を無くす事が出来ますよ。

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代表   木村 武人

 

3通りのコッキングとは。

コックはスイング中に必要な動きです。コックの定義は手首が親指側に折れる事です。スイング中、意識してコックをしている方と無意識にコックをしている方の二通りのパターンがあります。ドライバーのようなロングショットでは、意識的にコックを使っている方は比較的少ないですね。

逆にアプローチやバンカーショットのようなショートゲームでは、意識してコックを使う事はよくあります。今回は三種類のコックを使って状況に対応していくためのノウハウをお伝えします。

まず①ノーマルなコック。これは先ほど述べた手首を親指側に折ります。      次に②オープンコック。オープンコックは左手甲側に折るコックです。      最後に③クローズコック。オープンコックと逆に左手のヒラ側に折るコックです。

簡単に言えば、フェイスがスクエアになるコック。フェイスがオープンになるコック。フェイスがシャットになる3つのコックがあるという事。

例えばバンカーショットの場合、ピンまでの距離が遠い場合はクローズコックを使えばキャリーを稼ぐ事が出来ます。逆にピンまでの距離が短い場合や、土手が高くボールを高く上げたい時には、オープンコックを使えば出球が高くなり、高さを出すことができます。

フルスイングの修正の時にも利用するとイイでしょう。スライスが止まらない場合は。フェイスが開いている事間違いないのでクローズコックでバックスイングしてみると、フェイス面の修正が出来てスライスの度合いが少なくなります。

また、フックや引っかけが続くような場合は、左手甲側に折るオープンコックをバックスイングで使えばフェイスの開きを抑える事が出来ます。

USPGAツアーで活躍している、D・ジョンソンはすべてのショットでクローズコックを使ってスイングしています。このクローズコックのメリットはフェイス面をスイング中変えないので、安定したドローボールを打つ事が出来ます。一概にスクエアなコックが正しいとは言えないかもしれませんね。

ツアーの選手ではコックをほとんど使わないでボディーだけのターンで振っている選手もいます。ノーコックの場合方向性の安定度は高くなります。ただアマチュアの場合、傾斜地からのショットが難しくなるという難点が有ります。

練習では意図的にオープンコックを使って打ったり、クローズコックで打ったりしてどのような球筋に変化するのか、遊び感覚でやって見ましょう。

新しい発見があるかも知れませんよ。

 

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代表     木村 武人

砂が固いバンカーは?

以前、鳴尾ゴルフクラブに行った事がありました。このコースはとにかくグリーンがバンカーに囲まれており、高いボールをフワッと上げれないとグリーンオン出来ません。中途半端なあたりではグリーンサイドのバンカーに捕まってしまう。というコースです。

そのバンカーの砂が硬くてとても難しいのです。グリーンが大きければまだいいのですが、なにせ小さなグリーンへのアプローチというのは高等な技術を強いられます。

固い砂からのバンカーショットでは飛距離が出過ぎたり、ホームランになる可能性が大きいのです。このような状況ではどう対処すればイイのか?  どうしたら大叩きを防げるのかを考えねばなりません。

鳴尾ゴルフ倶楽部はグリーンが小さいために、とにかくグリーン上にボールを止めなければなりません。しかし、バンカーは土手が高くて砲台グリーン。最悪の条件てんこ盛り。といったコースなのです。女性でバンカーが苦手な方は二度と行きたくないようなコースと言っても過言ではないでしょう。

このようなコースではバンカーに入った段階で、迷わずピッチングウエッジを選択しましょう。硬い砂に対してはSWを使いません。なぜならばSWはバンスがあるので、硬い砂にはねつけらると言うリスクが高いのです。ピッチングウエッジのリーディングウエッジ(クラブヘッドの刃の部分)  を硬い砂に鋭角的に打ち込む必要があるのです。リーディングエッジが砂に鋭角に入ったらおしまい、という感じで打つべき。ちょっと土手が高いと感じてもPWで結構脱出出来るものなのです。

pWの場合、バンスがないので少しフェイスを開いても大丈夫です。砂にはねつけられる事も無く、固い砂の中にエッジがしっかりと入ってくれます。swに比べるとロフト角度も立っているので、大振りしなくてもキャリーを稼ぐ事が出来ます。

打ち方で注意するところは、PWのリーディングエッジに集中してスイングする事です。エッジ (刃の部分)を鋭角軌道でボールの手前にしっかりとつき刺してやるというイメージを持ってショットしましょう。

困難なバンカーからは脱出出来る事でしょう。

 

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代表    木村 武人

つま先下がりのピンまで50ヤード。

ラウンドレッスンをしていると、生徒さんがグリーン近くから大叩きをするケースをいろんな場面で見てきましたが、一つの例としてコース左サイドのつま先下りのラフからのショットである。しかも、ピンまでの距離が50ヤードと中途半端な距離をコントロールするショットです。

つま先下がりからはボールが右に飛びやすいので、目標の左側に向けてアドレスを取ります。コースロケーションにもよりますが、グリーンの左側にバンカーがある場合、生徒さんはそれを避けてしまう事によってピンよりも右を向いてしまいます。左のバンカーに入れたくないという意識がそうさせているのでしょうが、つま先下がりというインパクトでフェイスが開きやすく右に飛びやすい傾斜地で、そのようにアドレスをとってしまうと、今度は右奥のバンカーへ飛んで行ってしまうのです。(フェイスが開いてハーフトップにあたったために) こんなケースは何度も見て来ました。同じバンカーに入れるのであれば、思い切ってもっと左側にアドレスするべきです。

一回こんなミスをおかしてしまうと、次のショットである右奥バンカーからは上手くいきません。ホームランかザックリという結果になります。グリーンを行ったり来たりという風になります。50ヤードから確実にグリーンオンするのとでは気持ちのゆとりが違うからです。

このようにグリーン両サイドにバンカーが口を開けている場合、策としてウエッジでショットしないで、8アイアンでグリーン手間の花道に一旦ボールを転がしておけば、次のアプローチは簡単なものになりますね。大叩きになりません。つまり、いくら50ヤードといえどもボールのライ、グリーン周りの状況をよく考えると一打の損は後にさほど響いてくるものではないのです。むしろペースを崩さずいい展開に導かれていくものです。

打ち方では、① まずアドレスでピンの左手に目標を立てる事。 ② フェイスは開き過ぎないよう若干オープンにしてセットしよう。 ③ スタンスは広くお尻を下げて下半身の安定を図ること。④ 打ったボールはややハーフトップ気味になりやすく、スライス回転の球になる事を必ず考えてショットすること。

つま先下がりに加え、左足下がりの傾斜が加わるともっと注意しないといけないし、それこそ直接グリーンオンを避ける勇気が必要になります。どんな場合も状況をしっかりと判断し、最悪のケースを考えるところからゲームを組み立てていけばひとホールでガッカリするような事はなくなりますよ。

 

宝塚ゴルフアカデミー

代表       木村 武人

宝塚ゴルフアカデミー、コンペ開催。

今日 4/15は吉川インターゴルフ倶楽部で定例のコンペを開催しました。最近は暖かくなって来たので、皆さん体も良く回り、飛距離もしっかり出て来ていますね。

  三組と少なめでしたが、みなさん日頃の練習の成果を出そうと、一生懸命頑張っていました。この時期、まだグランドのライの状態はいいとは言えず、6インチプレースオッケイにしました。ティグランドはレギュラーティー(6400ヤード)  からのプレーでした。

スタート直後、雨が強めに降ってきてヤバいなあと思っていましたが、幸にも2ホールの我慢で済みました。

女性は一名の参加でしたが、男性に混じりながらも90台でラウンドしていました。( 写真 後列の右から2人目の方)

僕はトップの組に入ってプレーしました。しっかり振り切って飛ばす。また逆に大きめのクラブを持ってコントロールして打ったりと様々なショットを他の3人さんに見せながらプレーしました。やはり、コントロールでのショットは興味があるようで、「今のはどんな風に打ったのですか?」等の質問が飛んで来ます。例えば狭いホールのティショットでは、ドライバーを短く持ち「今のはPWで70ヤードくらい打つ感覚でドライバーショットした」。このようなショットを見せつけると生徒さんたちは 「あんなスイングでも飛ぶんだあ」 って言う表情をしています。

生徒さんたちは、コースに出ると凄く力を入れ、いかにオーバースイングになっているかという事に気づいているようにも受け止められました。

コース場では、状況によってはさまざまなクラブとボールのコンタクトの仕方がある。そんな事を感じてくれてれば嬉しいですね。

表彰式は皆楽しそうです。スイーツセットは疲れた体にスーっと入っていきます。また組の違う方達ともコミュニケーションがとれてゴルフ談義に花が咲いていました。

宝塚ゴルフアカデミー

代表      木村 武人

コースマネジメントのいろいろ

「ショットは悪くないのにスコアーがイマイチだなあ」 っていう言葉、よく耳にします。ショットがイイというのは良く当たっているので、ついついピンをデッドに狙いたくなるものです。気持ちは良く分かるのですが、そんな時にスコアー崩してしまうのには理由があります。

ショットがまあまあいい日でも時には、時にはピンを直接狙わない勇気も必要なのです。  これは、ひとホールで叩いてしまった例です。

ティーショットはフェアウエーに。セカンドは残りやや打ち上げの130ヤードでピン位置は左サイド。A氏は9アイアンでピンを狙って打ったショットがやや引っかかってグリーン左手奥に外れてしまった。運悪くボールは次のホールへと続くグランドに止まったため、ピンに対して逆目のアプローチが残った。A氏はサンドウェッジで対応したが思った以上に 芽が強くザックリ。グリーンに乗らない。次のアプローチだがグリーン奥からになる。ザックリの後だけにインパクトを強く入れてボールは、グリーンをオーバしバンカーへ。こうなると焦る気持ちが当然高くなって自分のペースでプレー不可能な状態になっている。

結果的に3打目のアプローチからカップインするまで7打もかかってしまった。

このケースでは、セカンドが9アイアンとピンを狙えるクラブだったのもあるが、左足上がりの打ち上げ傾斜であったので、ピンまで届かせたい気持ちが力みを生み、結果少し引っかかり気味にボールは飛んだために左奥にオーバーとなったという事である。

これは、打ち上げの引っかかりやすいライにもかかわらず、ピン方向に向けてショットし、インパクトが強く入った事にある。こういう場合は当然左に飛ぶ事を想定して、グリーンセンターを狙って打つべきでした。センターにオンすれば良し。ちょっと引っかかったらピンに絡むかも、くらいの気持ちでショットすれば怪我は防げた事でしょう。

ピンをアグレッシブに狙ってプレーするのもイイかも知れませんが、ゴルフコースにおいてグリーンの奥、またはグリーンから見てくぼんでいる低い場所からのアプローチは大変難易度の高いものになります。そのような場所を避けてセカンドを狙って行けば、大叩きを避ける事が出来ます。

基本はグリーンの手前から攻める。打ち上げやバンカー越えとなるピンより低い所にボールを残さないように狙う。時には距離ギリギリのクラブで打つのではなく、一つ大きめのクラブを短く持って軽く打ってみる。以上の事を心がけてみましょう。

グリーン近くから苦労する事が減るはず。

 

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代表    木村 武人

フェイス面を意識してスイングしよう。

スイングしている時に皆さんは、それぞれ意識しているポイントはあると思います。「アドレスではターゲットにまっすぐ構えるようにしよう」 「バックスイングでインサイドに引かないようにしよう」 「顎の下までしっかり左肩を入れよう」 「フォローでは左肘を下に折って打とう」 などなど人様々だと思います。

しかし、クラブの動きを意識してスイングしている方は以外と少ないのが実情です。スイング中シャフトの向き、フェイスの向きがどの方向を向いているのか。特にバックスイングからダウンスイングにかけて、フェイスがどこを向いているのか、イメージしている事が大切です。なぜならば、最終的にボールをまっすぐ飛ばすのは、肩や腕、肘では無くてクラブフェイスだからです。

フェイスの動き方ですが、アドレスでスクエアにセットしたフェイスは、バックスインでは少しづつ開いてトップへ向かっていきます。これはゆっくりと行って下さい。

トップでフェイスはやや斜め上を向いていればスクエアフェイス。空を向いていればシャットフェイス。地面を向いていればオープンフェイスという事になります。トップでフェイスがどの方向に向いているか、一度確認して下さい。スクエアフェイスでトップを迎えるためには、バックスイングで左腕が地面と平行になった所で一旦止めてみましょう。リーディングエッジが地面に対して垂直になっている事です。ここでフェイスが閉じていたり、開いていないようにチェックする事が大切になります。

トップからダウンスイングに入っても同じように、左腕が地面と平行に降りて来たところで一旦止めてみましょう。フェイス面がスクエアになっているかという事が又重要になります。フェイスがかぶっていればフックか左に飛んでしまいます。逆に開いていればスライス、最悪の場合シャンクも出ます。

その後のフェイス面の向きですが、ボールに向かっては徐々にかぶって行き、インパクトではスクエアに戻る、というのが正しいフェイスの動き方なのです。

ボールを打つ時は、トップに来た時フェイス面がスクエアなのか、オープンなのか、シャットなのか?最初はわからないと思います。そんな時は理解出来るまで素振りでゆっくりスイングして見て下さい。

シャットやオープンになっている方でしたら、スクエアに修正した時の感覚を体で覚えこませましょう。アドレスからトップまでフェイスを見ながらゆっくり素振りしてみれば分かって来ます。

インパクト以降はバックスイングと左右対象になるので、フェイスは徐々に閉じながらヘッドがインサイドにぬけていきます。この動作もゆっくりフェイスを見ながら行えばイイでしょう。ボールを打つ場合インパクト以降はヘッドスピードが早くなるので面を感じる事は難しくなりますね。

アドレスからバックスイングが始まってまず左腕が地面と平行に来た時、そしてトップ、トップからダウンスイング、インパクトとフェイス面が正しい方向を向いているかをチェックしてみましょう。

ボールをヒットする練習をしていても、常にスクエアなフェイスの向きを感じ取りながら練習する事できっと方向性が良くなります。

 

宝塚ゴルフアカデミー

代表    木村 武人