砂が固いバンカーは?

以前、鳴尾ゴルフクラブに行った事がありました。このコースはとにかくグリーンがバンカーに囲まれており、高いボールをフワッと上げれないとグリーンオン出来ません。中途半端なあたりではグリーンサイドのバンカーに捕まってしまう。というコースです。

そのバンカーの砂が硬くてとても難しいのです。グリーンが大きければまだいいのですが、なにせ小さなグリーンへのアプローチというのは高等な技術を強いられます。

固い砂からのバンカーショットでは飛距離が出過ぎたり、ホームランになる可能性が大きいのです。このような状況ではどう対処すればイイのか?  どうしたら大叩きを防げるのかを考えねばなりません。

鳴尾ゴルフ倶楽部はグリーンが小さいために、とにかくグリーン上にボールを止めなければなりません。しかし、バンカーは土手が高くて砲台グリーン。最悪の条件てんこ盛り。といったコースなのです。女性でバンカーが苦手な方は二度と行きたくないようなコースと言っても過言ではないでしょう。

このようなコースではバンカーに入った段階で、迷わずピッチングウエッジを選択しましょう。硬い砂に対してはSWを使いません。なぜならばSWはバンスがあるので、硬い砂にはねつけらると言うリスクが高いのです。ピッチングウエッジのリーディングウエッジ(クラブヘッドの刃の部分)  を硬い砂に鋭角的に打ち込む必要があるのです。リーディングエッジが砂に鋭角に入ったらおしまい、という感じで打つべき。ちょっと土手が高いと感じてもPWで結構脱出出来るものなのです。

pWの場合、バンスがないので少しフェイスを開いても大丈夫です。砂にはねつけられる事も無く、固い砂の中にエッジがしっかりと入ってくれます。swに比べるとロフト角度も立っているので、大振りしなくてもキャリーを稼ぐ事が出来ます。

打ち方で注意するところは、PWのリーディングエッジに集中してスイングする事です。エッジ (刃の部分)を鋭角軌道でボールの手前にしっかりとつき刺してやるというイメージを持ってショットしましょう。

困難なバンカーからは脱出出来る事でしょう。

 

宝塚ゴルフアカデミー

代表    木村 武人

投稿者: take

木村武人 S38.8.14生 専修大学商学部卒業、体育会ゴルフ部出身。フロリダ州オーランド、オレンジカウンティーナショナルGCにてフィル・リットソンよりゴルフメソッドを学ぶ。現在は西宮名塩ゴルフセンターを拠点にレッスン活動中。 コースレッスンも毎週開講中。