左足下がり傾斜のショット、コツ。

上の写真は左下りの斜面に沿って体の軸を垂直に立ったアドレスであり、極めて基本的な構えである。

斜面に沿って軸を安定させて8分でスイングする。これは斜面の打ち方として皆さんご存知の事である。

   同じ斜面に沿ったアドレスでも上の写真との違い

が分かるだろうか?   上の写真よりも左肘にたわみがあるので、左腕が伸びきらずにやや曲がった感じにも見える。その結果、左肩の突っ張りが無くなり左肩が地面と平行に構える事が出来ているのだ。

実は上の写真は左肩が浮き上がっているので、ダフリのミスが出やすいのである。

傾斜に対して軸を垂直にアドレスしたら左肘にたわみを持たせて、より左肩が下がる感覚でもって構えてみよう。左サイドのリラックス感も出てナイスショットの確率がぐっと上がる事間違いなし。

 

宝塚ゴルフアカデミー

代表     木村 武人

 

パッティング、正しいボール位置とは。

今日はパッティングに関する基本を。

距離感が合わない方の多くはボール位置に原因がある。

まずパッティング時のアドレス (姿勢) であるが、アマチュアの方たちの多くは上体の前傾が不足している。

そのため、地面に対して真上から垂直にボールを見る事が出来ていない。

このような前傾姿勢が少ないアドレスをしている方は、ターゲットよりも右を向く傾向になり、いったい自分はどこを向いているのか分からなくなってしまう。

ポイントは腰からしっかりと上半身を前傾して、目は地面に対して垂直になっている事。なおかつ左目の下にボールがある事が大変重要なのだ。

一度前傾アドレスを作ったら左目の所にボールを持って来て、その所からボールを落としてみよう。

落下した所があなたにとって最高のボール位置となり、ラインがとても見やすい状態になっているはず。

 

宝塚ゴルフアカデミー

代表      木村 武人

 

打ち下ろしのティショットでミスらない方法

打ち下ろしのティーショットはアドレスしているティーグランドよりも、目標が下にある。

このためにアドレスした時の体の重心バランスが狂いやすい。

平地のティーショットに比べて右肩が前 (ボール方向) に出やすい。又アドレスした時に目線が下方向に向くので、どうしても左足に体重がかかりやすくなる。

このようなバランスでアドレスしてしまうと、スイング軌道が普段よりも若干アウトサイドから下りやすくなり、引っかかりのボールが出やすくなる。調子よくティショットしてきたのに、打ち下ろしのホールにやって来てOBを打つなんていうこともあり得る。

そこでボールの滞空時間が長くなる打ち下ろしホールでは、まず目標設定をボールが落ちる下の地点に設定するのではなくて、なるべく高い所に設定しよう。例えば目標地点から高く上げて来た所にある山の景色の一部に集中する。

又、ティーショットで打ち下ろしてセカンドからは打ち上げになっているようなホールでは、ティーグランドからは遠くにあるグリーン回りにのどこかのバンカーに狙いを付け、そのポイントに集中するのも良い。

つまり、出来るだけティグランドから遠くで、かつ目線の高さが同じ所を狙ってスイングするとティショットでの不安がなくなりやすい。

ティーショットの落ちる地点の左右にOBや池があったりすると、無意識に最終目標地点がティグランドから下方向を意識するので、不安が生じてアドレス時のバランスが狂ったままショットする事になる。

ちょっと気をつけて対処してみよう。

 

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代表     木村 武人

吉川インターゴルフ倶楽部でラウンドレッスン

今日 2/11は吉川インターゴルフ倶楽部、メッチャでラウンドレッスンでした。

寒波の影響で雪が危ぶまれたが、なんと風も殆どなく晴天のお天気。兵庫県でも場所によって全く違っていた様子。

写真はスタートまえのバンカーショット練習風景。

バンカーショットはちょっとしたライの状況によって、クラブヘッドの入れ方が変わってくる。フェイスを開いてスイープに払い打ちをしたり、フェイスを少しかぶせて鋭角にうちこんだりと、砂の質よライによっての打ち分けもやってもらいました。

又、バンカー内からのアンプレヤブルの方法もしっかりと説明しておきました。

それにしてもこの吉川インター、メッチャはいつ来てもグリーンの状態を最高の状態に仕上げてくれている。

感謝、感謝です。

 

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代表     木村 武人

アプローチのインパクト感覚を身につけよう。

アプローチを練習する前にインパクト感覚を掴むドリルを紹介しよう。

       この写真は練習場の打席マットにヘッドを当て

てアドレスしたもの。やや左足に体重がかかって軽くハンドファースト    になっている。

 

       これはヘッドがそのままの位置にあり、

アドレス時より腰が回ってインパクトした状態です。このインパクトでヒット出来れば、スピンのかかったアプローチショットが可能になる。

上のアドレス時の時より右膝がターゲットに押し込まれた形で、ハンドファーストの状態も強くなっている。

もしこの状態から抵抗している打席マットがなくなれば、ヘッドは左足つま先線上の最下点 (ヘッドが下方方向) に向かっていくイメージが見て取れる。

このように抵抗するマットを押し込むようにして、最下点に達する手間でインパクトしている事を連想してみよう。

しっかりとスピンの効いた球が打てる様になる。

宝塚ゴルフアカデミー

代表       木村 武人

打ったボールがバンカーのアゴに突き刺さる。

今日はちょっとルールの説明です。

皆さん経験があると思いますが、ショットした球がバンカー内へ。しかも運悪く土手の中にもぐりこんでアドレスのしようもない。 これなら諦めてアンプレヤブルして救済を受けようと思う気になるが、ライが悪くボールが沈みかげん、しかも土手が高くて下手すれば何回ショットしても出そうにないなあー、って感じた事はあるのではないだろうか?

そんな場合に無理し、プレーを続けて大叩き。

そんな状況に出くわした時は挑戦を諦めて、アンプレヤブルの救済を受けよう。

 

救済処置は3通りあり、

① ボール位置からピンに近づかず2クラブ以内の所にドロップ。

② ピンとボールを結んだ後方線上のバンカー内にドロップ。

③ 元の位置(最後に打ったところ) に戻ってドロップ。

①と②は再度バンカーショットを強いられるが、③ の選択肢を知らない方がいます。例えばピンまで30ヤードのバンカー越えのアプローチをした時、トップした球がアゴに突き刺さった場合は、最後にアプローチした所に戻ってドロップして打ち直せばいいし、

またグリーン上で下りのロングパットをしたときに大オーバーして、ボールがバンカーまでコロコロと。そんな場合③ の元の位置に戻るという選択肢を使えばバンカーに入ったボールを拾い上げて、元の最後にヒットしたグリーン上にボールを戻して再度パットすればいい。ただし、いずれのケースも1打の罰を忘れないように。

大叩きを逃れるコツも覚えておこう。

 

宝塚ゴルフアカデミー

代表      木村 武人

 

アプローチ上達に欠かせない右手の秘策

グリーン回りからアプローチをした時、どうもフェイスにボールがしっくり当たっていない、フェイス面に球が乗っかって飛んでいる感じがしない等々。

悩んでいる方は結構多いと思います。

      この写真の右手グリップに注目

一見スクエアには見えるが親指と人差し指の間がルーズ、つまり締まりがない。このグリップのままアプローチに挑むとヘッドが最下点を通過した後にボールに当たってしまう可能性が高い。ダウンブローには当たりにくいために、もしも上手く打てたとしても打感にイイ感触が残らない。

 

 

        この写真の右手に注目。

上の写真に比べると手のひらを被せてなおかつV字がシッカリ締まっている。V字の付け根付近の筋肉にもっこりと山が出来ている。人差し指はカギ型となり、指が反った感じを作る。

最も大切なのは、このような右手になれば右前腕と右手甲に逆くの字の角度を作って構える事になる。

左腕からシャフト迄は一直線。右腕とシャフトは逆くの字。

この状態をキープしてインパクトして欲しい。

距離感を育むのは右手。そのためにも右手グリップにちょっとした工夫を入れて練習してみよう。

きっと今までにない感触が出てくるはずだ。

 

宝塚ゴルフアカデミー

代表     木村 武人

今日2/6はラウンドレッスン。皆さんそれぞれの気付きが・・・・

今日は吉川インターゴルフ倶楽部でラウンドレッスン。時折あられが降りしきる中、真冬のコース攻略。これが目的。

知って欲しい事を沢山伝えた。

写真真ん中の方はドライバーで240ヤード、8アイアンで150ヤードを飛ばす。

状況①

ピンまで軽い打ち上げの145ヤード、ライはつま先上がりの軽いラフ。風は左からのややアゲンスト。本人は傾斜のライと風を考慮し、6アイアンを選択した。本人は番手を上げて軽く打ったつもりではあったが、やはり無理なスイングになっていた。結果30ヤードもショートした。

提案したのは5ウッドである。

平地で風も吹いてなければ、当然オーバーする。しかし気温、風、ライ、この三つの条件を考えると5ウッドを極限まで短く持ってグリップしてハーフショットで打つ。

気持ちも楽になるので、シッカリハーフショットをしきる事が出来るのだ

。結果はピン横のグリーンエッジまでボールを運ぶことが出来た。

 

状況②

普段AWを多用してアプローチしている女性にアドバイス。状況はピンまで40ヤードでグリーン手前には障害物は何もない。そこで、8アイアンをチョイス。本人は少し戸惑ったが、パッティングスタイルで力みを取ってまっすぐ引いてまっすぐフォローを出す。

この単純な打ち方、つまりコロがすイメージで打ったショットは少しハーフトップであったがピンよこ3メートルにオン。

今までと同じAWで打っていれば、冬の薄い芝からはダフリやトップになっていた可能性が大きい。8アイアンで転がす事に割り切った心理状態が功をそうしたのだ。

ゴルフというゲームは様々な状況から最適なクラブチョイス。最適な打ち方、最適な考え方を強いられるスポーツなのだ。

ラウンドレッスンではその辺りまず私、木村が打って見せて納得させた上、生徒さんにもやって頂く事で納得感が深まっている。そんな1日でした。

 

宝塚ゴルフアカデミー

代表       木村 武人

平均パット数 2.5 以上かかる方々へのアドバイス

生徒さんのラウンドレッスンをしているとパッティングを苦手としている方の割合は、約50パーセントくらいです。

苦手な方の多くはまず狙うラインはおおよそ分かっておられるのだが、自分の意図しているラインに正しく身体を向く事が出来ていない事が多い。たとえ真っ直ぐのストレートラインでも右や左側に体を向けてパッティングしている。

このように意図する方向と違う方向を向いてアドレスしてしまうと、最も大切な 「距離感」が生まれないから苦労を強いられている。

 

10メートルのストレートなラインで練習してみよう。

アドレスをとった後にパターを両肩に当てて、そのシャフトがカップの1メートル左側を向いている事を確認して欲しい。(右利きの場合)

距離感が合わない方の多くはシャフトがカップ、又はカップよりも右側をさしているでしょう。

ボールが転がっていくラインと、自分の体の線は二本ある事に気がついてほしい。

つまり、パッティングにおいても体の向きは目標であるカップの距離までの10パーセント左側を身体が向いていればラインと平行に立てているのである。

1メートル前後の距離ではさほどの狂いは生じにくいが、10メートルを超える距離となると意図していない所に向かって構えヒットする事が多くなる。この悪循環が距離感が生まれないと言う諸悪の根元となっている。

距離感の合わない方も含め、パッティングの苦手、入らないと困っている方は、ぜひ「10メートルからの練習」 を始めて下さい。

 

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代表        木村 武人

非力な女性のバンカーショット 脱出方法

ガードバンカーから何度も打ってしまう方をたまにお見かけします。

男性のようにまだ腕力だけで脱出出来るのであれば、それはいいのですがグリップが緩みやすい非力な女性の方は、どうしても砂の抵抗に負けてしまうために砂の爆発力を生かしたエクスプロージョンショットが出来ないで困っておられます。

バンカーと言うと「上からボール手前の砂を叩きつけろ」とか「フェイスをおもいっきり開いて、アウトサイドインにカットすれば良い」などいろんな意見が出ては来ると思いますが、それでもなかなか思ったように脱出困難で困っておられますね。

そこで一度試して欲しい練習方法があります。

① クラブ (SWで良い)  を持ったら前傾せず地面に対してまっすぐ垂直に立ち、クラブヘッドを持ち上げて自分の目の高さまでヘッドを浮かす。

②その姿勢で野球のバットを振るみたいに地面と並行に水平素振りを行う。

③ 右に回した時は右肘が曲がり、なおかつフェイスが開いて空を向く。これが正しい。次にヘッドが垂れ下がらないように気を付けながら左に水平素振りして見る。左に振った時はフェイスは反対に地面を向き、右腕が伸びて左肘がおれ畳まれているでしょう。

①から③を繰り返して振っていると、フェイスはバックスイングで開き、フォローでは閉じる。このフェイスローテーションを感じて欲しい。

実際の練習場のマットからの練習では、まずスタンスを広くして(スクエアスタンスである事) なおかつ前傾姿勢もやや深くアドレスを。

その姿勢から②と③で説明した水平素振りを数回行う。必ずフェイスローテーションを意識して。フェイスは開いて閉じるものをシッカリ頭に叩きつけるのである。ヘッドの軌道もインサイドからインサイドへと導かれる。

その後にボールの手前をダフリながらショットをしてみる。頭が動かなければトップや大ダフリもなく20~30ヤードは飛ぶ。

実際コースのバンカーに入っても今までのように手前の砂を上から叩きつけたり、オープンスタンスでアウトサイドインにカット軌道で打つのではなく、

練習で行って来たインサイドからインサイドの軌道、バックスイングで開いたフェイスはショット後にはシッカリ閉じる。雑誌等で書かれている理論や内容からは反するかも知れないが、非力な女性やバンカーで苦しんでいる方は是非ともお試し下さい。

光が見えるはずです。

宝塚ゴルフアカデミー

代表    木村 武人