以前、鳴尾ゴルフクラブに行った事がありました。このコースはとにかくグリーンがバンカーに囲まれており、高いボールをフワッと上げれないとグリーンオン出来ません。中途半端なあたりではグリーンサイドのバンカーに捕まってしまう。というコースです。
そのバンカーの砂が硬くてとても難しいのです。グリーンが大きければまだいいのですが、なにせ小さなグリーンへのアプローチというのは高等な技術を強いられます。
固い砂からのバンカーショットでは飛距離が出過ぎたり、ホームランになる可能性が大きいのです。このような状況ではどう対処すればイイのか? どうしたら大叩きを防げるのかを考えねばなりません。
鳴尾ゴルフ倶楽部はグリーンが小さいために、とにかくグリーン上にボールを止めなければなりません。しかし、バンカーは土手が高くて砲台グリーン。最悪の条件てんこ盛り。といったコースなのです。女性でバンカーが苦手な方は二度と行きたくないようなコースと言っても過言ではないでしょう。
このようなコースではバンカーに入った段階で、迷わずピッチングウエッジを選択しましょう。硬い砂に対してはSWを使いません。なぜならばSWはバンスがあるので、硬い砂にはねつけらると言うリスクが高いのです。ピッチングウエッジのリーディングウエッジ(クラブヘッドの刃の部分) を硬い砂に鋭角的に打ち込む必要があるのです。リーディングエッジが砂に鋭角に入ったらおしまい、という感じで打つべき。ちょっと土手が高いと感じてもPWで結構脱出出来るものなのです。
pWの場合、バンスがないので少しフェイスを開いても大丈夫です。砂にはねつけられる事も無く、固い砂の中にエッジがしっかりと入ってくれます。swに比べるとロフト角度も立っているので、大振りしなくてもキャリーを稼ぐ事が出来ます。
打ち方で注意するところは、PWのリーディングエッジに集中してスイングする事です。エッジ (刃の部分)を鋭角軌道でボールの手前にしっかりとつき刺してやるというイメージを持ってショットしましょう。
困難なバンカーからは脱出出来る事でしょう。
宝塚ゴルフアカデミー
代表 木村 武人